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どんなに優秀な集団でも、その能力は上と下に散らばっていく


07 10, 2009 | Tag,コラム,学歴,才能,能力

どんなに成績優秀な集団でも何年かすると、その成績はばらけてきて、劣等生が生まれます。これは自分が今まで見てきたコミュニティを振り返って感じたことです。

以前に記事にしたこの本にも書いてありました。

「個人の能力は個人の才能だけでなく、周辺の環境による」

この考え方からすると、子供の才能を引き出したかったらやはりより良い教育環境におくべきということは明白です。ここで言う、より良い教育環境というのは簡単に言うと、世間で認められている平均偏差値の高い一流校です。一流校に行くと上昇志向の強い良いライバルに巡り合える確率が高まります。また、勉強の面では代々培われた勉強する雰囲気のようなものがありますので、勉強することが自然なことだったりします。これこそ環境の強みだと思います。環境が能力を引き出してくれます。

ところが、よかれと思い名門一流校に子供を進学させたと思ったら、3年後には劣等生になっていて大学進学に相当苦労した、ということが実際には起こります。

これは高学歴集団であるはずの医学部でも言えることです。入学した当初はみんな優秀な成績だったはずなのに、6年間のうちにいつの間にか成績は上下に分かれていくのです。

だから、例えば大学進学に関しては名門一流校で落ちこぼれるより、二流校でトップを行く方がよかったりします。

しかし、どの集団においても能力が上下に分かれていくのなら、平均のレベルが高い方に子供を進学させる方が無難と言えます。その集団において子供が上にのぼるのか、下に落ちるのかは予想がつきません。

一流校を目指すべきかどうかの答えは「目指すべき」です。

しかし、一流校を目指したけど合格できなかった場合でも悲観することはありません。二流高でも上位の成績を目指せばそこに逆転のチャンスは十分存在します。かく言う私も一流校出身ではありません。

Inspired by
天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

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【関連記事】
「能力=才能×環境」だと思う。【書評】天才!成功する人々の法則

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0 CommentsPosted in 日記

「能力=才能×環境」だと思う。【書評】天才!成功する人々の法則


07 01, 2009 | Tag,成功,天才,才能,努力

みんな薄々気づいていたことかもしれません。世の中で言われている「天才」は才能だけからは成り立たないことを。

今回読んだこの本は世の中で天才が活躍するためには環境要因が重要であることを力説しています。そして、「成功とは累積するアドバンテージの結果である」といいます。

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

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アメリカのアイスホッケー界に1月生まれの選手が多いのは、アイスホッケーでは12月と1月の間で学年が区切られるからだと。また、日本のスポーツ界を見てもそうですが、プロスポーツ選手には4月生まれの選手が多いということも同じような意味です。つまり、生まれつきの特別な才能は環境要因がなければいかされないのです。

例えば野球なら、小さい頃には体格の差がボールを打ち返す力の差になりますし、投げるボールのスピードも小さい体で投げるより大きな体から投げた方が速いはずです。早いうちに能力が認められた子供は選抜選手に選ばれる可能性が高くなります。選抜選手が集まった環境ではいいライバルに恵まれるため、より子供の能力が引き出されます。

それに対して早生まれの子供は最初のスタートラインでハンディキャップを背負ってます。体格の差を克服してチャンスをつかみとっていくのは簡単ではないでしょう。

知能の面でも同じです。過去を振り返ると、IQが高い人が必ずしもノーベル賞をとるような偉大な発見をしているとは限りません。アインシュタイン博士よりIQの高い人はこの世の中に存在します。天才が才能からだけなっているわけではないことの表れです。


これは逆に言うと、私たち凡人も天賦の才能を持った人たちに勝てる可能性があることを示唆しています。環境要因をうまく利用できれば、才能の部分を補うことができるわけです。

本書では天才といわれている人すら、一つのことに1万時間はかけているといいます。時間をかけて繰り返し練習し、一つのことに習熟することはとても大切です。才能に自信がない人は今手をつけていることに少なくとも1万時間かけてみることです。

私の場合なら手術に習熟するための1万時間でしょうか。毎日1日5時間手術したとしても2000日、6年はかかりますね。果てしないですが、越えてみたい壁です。

1万時間を苦労と思わない人が本当の意味での天才なのかもしれません。

自分の才能を補って何かを成し遂げたかったら、ひたすら勉強、練習、実践することなのでしょう。

天才!  成功する人々の法則天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル

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マルコム・グラッドウェルさんの他の著作はこちらで過去に記事にしました。




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