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予防接種は「効く」のか?


11 19, 2011 | Tag,予防接種,感染症

予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)
副作用、副反応といった方がいいのかな。

これがない医療行為は僕はほとんどないと思っています。

手術だってそうです。皮膚にメスを入れるということは体の中の組織、血管とか神経とかそういったものを損傷するリスクがあります。感染のリスクも出てきます。もちろん傷も残ります。

それでも手術を行うのは、手術を行わない治療より手術を行った方がより高い治療効果が得られると判断するからです。


予防接種も似ていると思います。

副作用が出たら困る、接種しても100%予防できるわけではないんでしょ、接種しなくても病気にかかると決まったわけじゃないし、という意見を持っている人もいるかもしれません。

その人にとってはまだ見ぬ病気ですから、そう言いたくなる気持ちもわかります。

しかしながら、予防接種というのは個人の意見でやるかやらないか決めるものではないと思います。

感染症というのは、ある人がかからなくても別の人から移されるという危険があります。感染する人の数を社会全体でできる限り少なくしておく必要があるのです。

だから個人単位ではなく、社会全体を一つの単位として考えるべきです。接種するメリットがしないメリットを上回るなら接種するべきでしょう。


日本はワクチン後進国と言われています。Hib、肺炎球菌、HPV、インフルエンザ、水痘、おたふくかぜ、HAV、HBVは任意接種です。有料ですから、接種しない人も多いと思います。


日本の小児における予防接種スケジュール


ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、結核、麻疹、風疹、日本脳炎は定期接種の対象。こちらは無料です。

厚労省には一日も早く、任意接種の疾患も同じように無料にしていただきたいものです。


予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)
(2010/12/16)
岩田 健太郎

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予防接種についてはマスコミからの偏った情報しか普及されていない可能性があります。

感染症医として臨床の第一線で活躍している著者からの一冊。

読んでおくときっと役に立つと思います。

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プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座


11 03, 2011 | Tag,整形外科,感染症

医者を続けていると、研修医の時に勉強したっきり知識がアップデートされておらず、時代遅れなことをしているのではないかと時々不安に思うことがあります。

昔は覚えていたのに今や忘却の彼方といったこともあります(汗)。骨折や人工関節の治療をしたりと整形外科の分野ならいいのですが。。。

整形外科に入院している最中に、特に高齢者で肺炎や尿路感染症といった感染を起こすことがあります。これくらいの感染で内科の先生に治療を依頼すると嫌な顔をされる場合があるので、しばしば自分で治療します。

どこの科でもそうでしょうが、整形外科でも感染に対する治療というのは避けて通れません。

他にも化膿性関節炎や化膿椎体椎間板炎、硬膜外膿瘍などなどあります。

感染の恐ろしさはよく分かっているので、適正な抗菌薬使用を日頃から心がけるようにしています。


プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座
(2011/02/25)
岩田健太郎

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抗菌薬使用について勉強するのにちょうどいい本を見つけました。こういう本があるととても助かります。

例えば、

SSTI(皮膚・軟部組織感染症)でβラクタムにアレルギーがあるなら①バクタ(ST合剤)4~8T 1日2,3回に分けて。良くなるまで。もしくは②ダラシン(クリンダマイシン)600mgを8時間おきに経口。

とか。

そういえば僕の経験と照らし合わせると、オーグメンチンを処方したところ薬が合わないからと言って途中でやめてしまう患者さんが時々いました。

オーグメンチン250mgにはクラブランサンが125mg配合されていて、その比率が高いから下痢などの副作用を起こすのだそう。だからサワシリンと一緒にして処方するのがいいそうです。

こういうことって感染症の先生じゃないとなかなか分からないのではないかと思います。

具体的にはグラム陽性球菌による感染症が疑わしいのなら、オーグメンチン250mg1T+サワシリン250mg2T、これを1日2回で処方する。

ちょっと感動。知りませんでした。実際にこのように処方してみましたが、今のところ副作用を訴えてくる患者さんはいません。いい感じです。


こういう内科系の本にも時々は目を通しておかないとですね。

すぐ読めて明日の外来から使えそうなことが書いてある一冊でした。


プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座
(2011/02/25)
岩田健太郎

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