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【書評】思考のボトルネックを解除しよう!


01 18, 2009 | Tag,思考,ボトルネック

思考のボトルネックを解除しよう!思考のボトルネックを解除しよう!
(2008/08/18)
石川 和幸

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ボトルネックという言葉はザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かに登場する言葉です。
工場などの工程をを想像してみると比較的分かりやすいと思うのですが、例えばAさん、Bさん、Cさんがいたとして、それぞれの人が1時間当たり10個、7個、5個の部品を作ることができるとします。(それぞれが担当する3つの部品で1つの機械が出来上がるとします。) Aさん、Bさん、Cさんの順に横並びになってベルトコンベア上で作業を行うとすると、単位時間に出来上がる機械の数は一番優秀なAさんの能力ではなく、Cさんの能力に規定されることになります。この場合、Cさんがボトルネックということなります。

本書ではこの考え方を知的生産にあてはめて考えています。途中でいくつかのフレームワークやMECE、ロジックツリーが出てきますが、そこは著者がコンサルタントである強みなのでしょう。



思考のボトルネックは、「知識」、「選択」、「生/活力」の3つに分けられます。

知識というのは情報を収集して、加工して、アウトプットするところまでで1セットと考えたほうがよいと思います。知識がボトルネックになる場合は、情報の海に溺れて、必要な情報になかなかたどり着けない状態というのがそうではないでしょうか。

著者の情報収集法の中でいいなと思ったのは、読書は目的別に柔軟に読み方を変えて読む、というものです。ここで初めて言われていることではないのですが、読書に限らず対象によって読むスピードやその方法を変えるのは、効率的に情報を収集する上で大事だと思います。なにせ日々、目に入ってくる情報は膨大ですからね。


選択のボトルネックは、「これは出来そうもないな」とか「今はやめておこうかな」といった、目の前のことにしり込みしてしまう状態に生じています。もしかしたらその前提は間違っていて、簡単とはいかないまでも、なんとかこなすことができるかもしれません。まずは自分の中で築き上げてしまった前提を取り除く必要があります。


生/活力のボトルネックは文字通り、健康など身体的なものから、家族関係などの精神面に影響することまで、もしかしたらこれが一番3つのボトルネックの中で大きな影響力を持つかもしれません。「やる気」がない状態があるというのは私たち共通の悩みだと思いますが、やる気を発揮するには目標を明確に定めることや、最近私もはまっているGTDなんかを利用するといいかもしれません。


何はともあれ、自分の中のボトルネックはどこにあるかを把握するのが先決ですね。

私の場合は「知識のボトルネック」を改善するために、GTDを導入中です。情報収集にもGTDの考え方が使えるかもしれません。この習慣が数年後まで続いているかまだ今の時点では分かりませんが、とりあえず続けてみたいと思います。

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創造のヒント「スパークする思考」


12 19, 2008 | Tag,創造,思考

スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)
(2008/11/10)
内田 和成

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最近、創造力を培う方法や思考術などに興味を持って本を読んでいます。
本書も知的生産をいかにして行うかについて言及している本です。

著者の内田和成さんは、東大工学部を卒業してその後慶応義塾大学でMBAをとり、JAL、コンサルティング会社のBCGで働いたのち、現在は早稲田大学ビジネススクールの教授をされている方です。

本書はタイトルにある通り、思考を飛躍させるための方法について著者なりの考え方を呈示してくれています。

ビジネススクールの教授と言うと、分析や問題解決のプロというイメージがあり、およそ右脳的な思考とは縁遠いように感じますが、本書で著者が強調しているのは直感や自分の内面から生じる発想を重視した右脳的思考です。



「スパークする思考」をするのに最も重要な点は、「問題意識≒好奇心」です。

本や新聞、雑誌、インターネットの情報、人から聞いた情報、テレビからの情報、などなど情報過多と言われるこの時代において、情報を活かすも殺すも自分次第なわけですが、自分の血肉となる情報を身に付けられるかどうかは、いかに好奇心を持ち、問題意識を持ちながら情報に接するかと言えると思います。

インプットされた知識は自分の脳内に蓄えられていくとはいえ、全てすぐに記憶の中から取り出せる状態で保存しておくことは不可能です。

では、どうしたら知識を思い通りに呼び出すことができるのでしょうか?

一つのヒントになるのが、「好奇心」であり、情報の整理となる「インデクシング」です。「インデクシング」というのは、「ラベル付け」のようなものです。自分が得た情報にタグをつけるのです。それらのタグをつけた情報を自分のデータベースの中に保存しておきます。

そうすることで、アイディアを生み出す時にタグを頼りに情報を芋づる式に自分の脳から引き出せるわけです。

どうしても、せっかく仕入れた知識がどこに行ったか分からなくなるようなことが起きますが、それはあまり気にしません。忘れてしまうような情報は自分にとってはその程度の情報なのです。あまり完璧主義でいると良い事はありません。



要するに何をするにしても、問題意識を持ちながら問題に取り組むのです。そうすれば、現象や情報に対して自分なりの思考で脳内に情報を蓄積できますし、それを問題意識に応じて抽出することができます。この繰り返しが「ひらめき」や「創造」につながります。

右脳右脳と言っても、右脳の力は自分ではあまり実感できないものでもあると思います。あまり深く考えず、相応のインプットを行いつつ、自分の直感を信じるようにすれば良いのだと思います。



著者のブログはこちら
内田和成のビジネスマインド



思考の整理学


11 12, 2008 | Tag,ロジカルシンキング,思考,メタ化,学習

本書は初版が1986年の古典的名著ですが、読んでみると現在の学習本に書かれているようなことの多くを含んでいます。

効果的な学習理論は20年前から変わっていないわけで、その理論の裏づけを現在流行の脳科学が行っているというような感じでしょうか。

思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

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本書が勧める学習法は、受身の学習ではなく、ひらめきや想像力を鍛えるための学習法です。


読書
新聞にしろ、読書にしろ、論文にしろ、自分が知りたい内容や知らなければならない内容を的確に抽出する。この時、一見必要そうでも今のところ必要ない内容はどんどん捨てて読む。
とにかく大切なことは本質を読み取ること。


つんどく法
知りたいテーマが決まったら、一冊だけでなくいくつか本を用意しておく。
まさに、積んでおくわけである。
これらを一気に読むと短期間で理解を深めることができる。


寝ること
寝ている間に無意識下で情報の取捨選択が行われる。
だから寝ることは大事。


忘れることの意味
忘れることは人間の長所である。
学習を行っていくうえでは、自分にとって本当に大切な事が記憶に残る。


発酵させる
寝ている間や一旦仕入れた知識を放置しておくことで、後日別のことをしているときにひらめくことがある。


セレンディピティ
上に書いたようなひらめきのことをセレンデピティと言う。
セレンディピティは何かに集中しているときに、それとは別の周辺の思考で現れることが多いのだが、これを見逃さずにキャッチする。


朝の効用
朝起きたときが脳が一番リフレッシュされていて、これまでに得た知識が整理されている。
だから、創造の時間として最適なのが”朝”である。


メタ・ノート
学んだ内容はまずは手帳のような即座にメモすることができる媒体に保存しておく。
そして、それをメタ・ノートと言って、これまでの自分の知識と融合させた形で新しくノートに残しておく。読書の場合は、手帳に書かなくても本にそのまま書き込むのが良い。
セレンディピティもノートに書き込む。


とにかく書く
書いている時にひらめくこともある。


情報のメタ化
インプットした情報をそのまま脳の中に入れておくのではなく、自分の知識と融合させて、加工した状態で残しておくほうが良い。その方が長期記憶につながるし、応用範囲も広いからだ。




脳を活かす勉強法脳を活かす勉強法
(2007/12/04)
茂木 健一郎

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を読んだことのある方は内容の多くに共通点があることに気付いたはずです。



私は本を読んでいると、時々文章の意味以外の言葉が頭の中を駆け巡ることがあるのですが、これがセレンディピティというものにつながるのでしょうか?実際その時に頭の中に出てきた思考はすぐに忘れてしまうことが多いので、これからはなんらかの形で残しておくことにします。今のところ、本に書き込んでしまうのが一番手っ取り早くていいかなと思ってます。

情報のメタ化と言えば、ブログも有効に活用すればメタ・ノートになりますね。
なるべくメタ化した形で本の内容をブログに載せることができれば、と思います。



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