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"テンパリ"を脱出するためのリフレーミングテクニック


09 28, 2012 | Tag,心理

「テンパらない」技術 (PHP文庫)

リフレーミングテクニック。認知の枠組みを立て直すというこの方法は使い方によってはなかなか使えるんじゃないかと思いました。

どういうものかというと、例えばビールジョッキの中身を見て、「もう半分しかないよ」と考えるか、「あと半分もある!」と考えるかで同じものを見ているのに、感じ方が変わってくるというものです。

腹筋100回のノルマを決めていて、「あと20回もある」と考えるか、「もう20回しかない」と考えるか。同じ事実でも感じ方が違います。

これはなんらかの窮地に立たされているときに、その場を脱するために使えるテクニックではないでしょうか。いわゆるテンパッた状態を脱出するためのテクニックです。

仕事が立て込んでいて、「もう他に何も考えられないよ」という時は残された仕事のことを考えるのではなく、これまでにやってきた仕事のことを考えてみる。すると、意外と自分はよくやっている、と開き直って気が楽になるのではないかと思います。

一息おいて、見方を変えてみる。このリフレーミングテクニックがマイペースを取り戻すきっかけになれば。心にゆとりがないと、仕事もはかどりませんから。


「テンパらない」技術 (PHP文庫)「テンパらない」技術 (PHP文庫)
(2012/06/04)
西多 昌規

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疲れた心に効く一冊 「こころの処方箋」


09 07, 2012 | Tag,,心理

こころの処方箋 (新潮文庫)

なんというか、読んでいると腑に落ちるというか、言葉がすっと入ってきて気持ちが楽になります。

臨床心理学を専門にされる、河合隼雄さんの一冊。古い本ですがいい本です。

僕が最初にこの本を読んだのは、たしかまだ大学生になる前だったと思います。この本がまだハードカバーだった頃です。

まだまだ青くてこの本に書いてあることのほんの一部しか分からなかったていなかったように思います。

あれから20年近くたち、もちろん手元にその時の本はなく、なんとなく本屋で目にして目次を見ていたら「あ、もう一度今読んでみたい」と思い立ちました。

機会があれば本を手にとって目次を見てほしいです。至言の数々が並んでいます。


今回僕が気にった言葉は以下の7つ。

  • 人の心などわかるはずがない
ほんとにそう思います。自分とは違うのだからと割り切っていたほうが変なストレスを感じずに済みます。

  • ふたつよいことさてないものよ
いいことが一つあったら、悪いことも一つあるのが普通なんです。

  • 100%正しい忠告はまず役に立たない
完璧すぎるアドバイスはできる気がしないですからね。それを忘れて相手には完璧を求めてしまうのは良くないです。

  • マジメも休み休み言え
ユーモアを持って楽しくやらないと!

  • 自立は依存によって裏付けられている
逆説的ですが、甘えられる環境がないと安心して新しいことにチャレンジできないということです。特に子育ての場面でよくあてはまりそう。覚えておこう。

  • 心の新鉱脈を掘り当てよう
やる気は総量が決まっているものではない。やる気の源泉はいくらでも自分の中に眠っているのです。

  • 「昔はよかった」とは進歩についてゆけぬ人の言葉である

そろそろこういう言葉が自然と口に出てしまいそうな年齢になってきました。気をつけます。


また5年後にこの本を読んだら違う箇所に心を打たれそうです。

折にふれて読み直したい一冊。とてもおすすめです。


こころの処方箋 (新潮文庫)こころの処方箋 (新潮文庫)
(1998/05)
河合 隼雄

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覚えておいて損はない「判断」に関する18の不合理な法則 【書評】ねじれ脳の行動経済学


04 29, 2009 | Tag,行動経済学,心理,不合理

ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)
(2009/04/09)
古川 雅一

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本書の著者である古川雅一さんは行動経済学の専門家。私たちの日常生活では毎日大きな選択から小さな選択に至るまで様々な選択に迫られていると思いますが、振り返ってみていつもベストな選択をしているとは言い難いのが現実だと思います。「どうしてあの時あんな選択をしてしまったんだろう」と後悔することもしばしばですが、本書はそんな人間の不合理な意思決定について易しく解説してくれています。

以前にも経済は感情で動く―― はじめての行動経済学人間とはなんとすばらしい傑作か 【本】予想どおりに不合理で行動経済学の著作は読んできましたが、それらは文量も結構多く、読み応えがある反面、読みとおすのが大変だったかもしれません。それに比較して本書は約200ページの新書ですので、抵抗なく読めると思います。

行動経済学の本全般に当てはまることでしょうが、本書も例外ではなく、「あるある」という事例が豊富にでてきて、読んでいて納得感の得られる一冊でした。



自信過剰

1. 自分の思い込みに沿った評価を無理に導き出そうとしてしまう「確証バイアス」

2. 楽観的な情報が先にあって、それに整合する情報のみ集めて情報を都合よく解釈してしまう「楽観的シナリオの自信過剰(過度の楽観)」

3. 一回目にうまくいった方法で二回目もうまくいくだろうと根拠なく思いこんでしまう「勝者の呪い」



認知不協和

4. 自らの意見を大多数の意見だと思いこんでしまう「総意誤認効果」

5. 自分の行動や知識と矛盾したものに遭遇すると不快感を覚える「認知不協和」

6. 失敗に終わったとき、いろいろな情報が耳に入ってきても、自分の責任ではなく外的なものが原因と考えてしまう「自己責任バイアス」



フレーミング効果

7. 松竹梅のメニューがあったら竹を選んでしまう「極端回避性」

8.選択肢が多すぎると選べなくなる「決定麻痺」



価値関数

9. 1万円儲けた時と2万円儲けて1万円損した時では実際には儲けた額は同じなのに後者の方が痛みを感じる「損失回避性」

10. 買った株はなかなか売りたくない「保有効果」



利用可能性ヒューリスティクス

11. 物事の起こる確率をその例の思いつきやすさで推測してしまう「利用可能性ヒューリスティック」



アンカリング

12. 266万円の見積もりを250万円にしてもらったら本当は250万円がもともとの妥当な額だったかもしれないのにお得な気分になってしまう「アンカリング効果」



確率荷重

13. 期待値が小さくてもリスクを回避して確実に得をする方を選択する「確実性効果」

14. 低い確率を高く、高い確率を低く評価するあてにならない人間の予想「確率荷重」



代表性ヒューリスティクス

15. 2年目のジンクスはあてにならない。多数のサンプルや多数回のトライアルがあって平均に回帰していくのにたった一回の事象から次jを予測することはできないから。2年目のジンクスの誤りを「平均への回帰の誤謬」という。

16. 同じように「ギャンブラーの誤り」というものがある。コイン投げをして表が10回連続で出たら次は裏だろうと考えるもの。実際にはコイン投げで裏が得る確率はその時々で2分の1である。

17. 自分でクジを引くことで当たる確率が高くなる気がする「支配の錯覚」



選好の変化

18. 時間的に近い未来のことは高く評価し、遠い未来のことは低く評価してしまう。「早起きをすること」と「もう少し、と二度寝をしてしまう」ことは「選好の逆転(時間非整合性)」が起きて誘惑に負けてしまうことによる。



どれも痛いほどよく分かる法則ばかりですが、「わかっちゃいるけどやめられない」法則でもあるかもしれません。しかし、こういう法則を知っているのと知らないのとでは選択の仕方が変わってくるのも事実でしょう。「そういえば、この状況はあの法則の状況と似ているな」と思ったら、自分に都合の良い思い込みで判断することをなくしたり、松竹梅のうち梅を選んだり、二度寝を防ぐことができるようになれる可能性があります。

本書を元に自分の行動を振り返ってみるといいでしょう。


【関連記事】
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学

人間とはなんとすばらしい傑作か 【本】予想どおりに不合理




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