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ファンダメンタルを読み解くために。「デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座」


02 16, 2009 | Tag,投資,企業分析,デューデリジェンス,バリュエーション

デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座
(2008/10/09)
山口 揚平

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デューデリジェンスとは「企業精査」のことです。バリュエーションという言葉もありますが、こちらは「企業価値評価」という意味です。

株式投資には企業のファンダメンタルを読み解くことが大切だとつくづく感じていますが、本書はその助けになりそうな本です。

著者の山口揚平さんは企業のM&Aにたずさわる仕事をされているようで、そのため企業価値の分析に強みを持っているのだと思います。

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、基本的にはこれらを用いて分析をするのですが、素人が読むのと違ってプロが読むと、たった3つの材料とその周辺情報からこんなことまで分かるのかと感心してしまいます。

本書で取り上げられている企業はスターバックスジャパン、三菱地所、創痛、ビックカメラ、GABA、JR東日本、横浜銀行、ミクシィ、任天堂など9社でいずれも有名な企業なので興味が湧きます。



例えば、スターバックスジャパンは日本の個人投資家に人気のある銘柄の一つですが、本書の分析で意外なことが分かります。

スターバックスジャパンでは株主の40%が米国スターバックスで占められていいます。そのせいか、

 ・売り上げの5.5%がライセンス料として米国スターバックスに支払わなければならない。

 ・出店ノルマが課せられている。
だから、瞬く間に街がスターバックスだらけになっていったのですね。
 
 ・利益還元
コーヒー豆やコーヒーカップの仕入先は全て米国スターバックスジャパンになっています。独自のルートで原料を仕入れることは許されないわけで、品質が均一に管理されるというメリットはあるかもしれませんが、利益を押し下げる要因になっているかもしれません。


などの縛りがあります。

つまり、これだけ米国スターバックスに利益を還元しているとなると、それだけ株主への配当は減るわけです。しかもスターバックスジャパンの株価は上場した時期をピークにそれ以降一度も上場時の株価を上回ったことはありません。



貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書いずれもただ眺めているだけではだめで、これらに記載されている数字を組み合わせてどういうことを読みとるのかということが大切なのですね。

本書の特徴の一つに、キャッシュフローマトリクスなど図を使って数字を分析する箇所が豊富という点があります。

とても分かりやすくて勉強になるなと感じた一冊でした。


他の上場企業の分析結果を見たければ、こちら▼

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