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「プロの資料作成力 」


09 12, 2012 | Tag,プレゼン,

プロの資料作成力

プレゼン用のスライドを作る時、とりあえずやらなきゃいけないという気持ちが先走って、パソコンの前に座りパワポを立ち上げる。

これが一番やってはいけないことだそうです。

パワポをいじるのは最後。

最も大事なのは目的を明確にし、相手をよく分析し、その上で内容を推敲すること。これをまずは紙の上で行ったほうが、最終的に出来上がるまでの時間が短縮できるそうです。

この本は日常的に企画立案、プレゼンテーションに携わるビジネスマンにとって最適な一冊ではないでしょうか。

目的、ターゲット、メッセージをどうやって明確化するか。資料の構成はどうしたらいいか。

フォントは見出しで20ポイント以上、本文で16ポイント以上とする。余白は30%以上あった方がいい。一つのスライドに文字を詰め込み過ぎないように。といった実戦的なアドバイスも豊富です。

頑張って資料を作っているのに今ひとつ評価されないと感じている人は、何かしらヒントが得られるものと思います。


プロの資料作成力プロの資料作成力
(2012/05/25)
清水 久三子

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プレゼンテーションzen


09 14, 2011 | Tag,プレゼン

プレゼンテーションzen
伝えたいメッセージを効果的に相手に伝えるための手法がプレゼンテーション(プレゼン)です。

僕の場合は、学会発表や講義などでプレゼンをすることがあります。

ビジネスマンが自分のアイデアをクライアントに売り込むときのプレゼントとは少し使い方が違うかもしれません。

それでも聴衆を惹きつけ、自分のメッセージを相手に届けるという点では共通しています。


僕がスライドを作るときにいつも陥りがちなのは、1枚のスライドにたくさんの内容を詰め込みすぎてしまうということです。

あれもこれも話さなくてはと欲ばり過ぎるというのもありますし、発表中に話すべき内容をど忘れしてしまったらまずい、という焦りからもあります。


上級医から字が多くてあまりにもごちゃごちゃし過ぎていると注意を受けることもありました。

たしかに自分が聴衆になってみると、字ばかりのスライドでは集中力が続きません。すぐ飽きてしまいます。



スライド作り、プレゼン作りに参考になる本がありました。

プレゼンテーションzenという本です。

本書ではプレゼンの原則は「シンプル」、「明快」、「簡潔」である、と主張します。

禅のように余分なものをそぎ落とし、意識を本質的なものへ向かわせるような簡潔さを目指します。

メッセージは

* 単純明快である
* 意外性がある
* 具体的である
* 信頼性がある
* 感情に訴える
* 物語性がある


などの要素を備えているとよいです(これは「アイデアのちから」という本に書いてあること。本書でも引用されています。)。


また、スライド作りにおいて、本書では実際に作られたスライドが掲載されているのでとても参考になります。

スライドではシグナル/ノイズ比を高めるのが効果的です。シグナルを打ち消してしまうような、いらないデータはあえて削るのです。

スライドにグラフを載せる場合でもすべてのデータを載せるのではなく、キーになるデータだけ載せます。そうすることで格段に見やすくなるのです。

スライドには載せなくてよくても、比較のために聴衆にはきちんと伝えておいたほうがいいデータもあるのでは?という疑問も湧いてきます。そのとおりですが、スライドと配布資料とは違うのです。配布資料として別に配るという手間が必要です。

また、写真を使うと効果的です。本書ではストックフォト:ロイヤリティフリーの画像&写真の検索 | iStockphoto.comというサイトが紹介されていて、たしかにセンスのいい写真がすぐに見つかります。ただ、本当に使おうと思うとお金がかかりますが。。。

本書に掲載されている実際のスライドをお見せできなくて残念ですが、気になる人はSample slidesをのぞけばどんなスライドがわかります。著者のサイトです。


冒頭にも書いたとおり、僕の仕事ではプレゼンテーションzenスタイルをすべて真似するのは難しそうですが、基本的な考え方はとても役に立ちました。

次に作るスライドではぜひとも生かしたいですね。


プレゼンテーションzenプレゼンテーションzen
(2009/09/04)
Garr Reynolds、ガー・レイノルズ 他

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最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術


10 07, 2009 | Tag,コミュニケーション,トーク術,プレゼン,雑談

論理よりも感情、これを実感する時があります。上手なプレゼンテーションをする人は最初の1分で聴衆をひきつけます。その内容は本題となる話ではなく、今日の朝起きたこと、最近の自分の体験だったりします。

学校の授業でおもしろい先生の授業ってだいたい雑談から始まっていませんでしたか?

本書の著者梶原しげるさんは元アナウンサー。アナウンサーの人たちは話が上手ですが、特にラジオ番組のアナウンサーは雑談の達人かもしれません。冒頭のあいさつに何かしらの雑談をはさんでいます。

本書はそんな元アナウンサーによる雑談力アップのためのビジネス書です。

最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術
(2009/05/09)
梶原 しげる

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私自身雑談があまり得意な方ではありません。放っておいたら聞いてないことまで長々と話している同僚なんかもいますが、それって彼の才能かもしれないですね。

本書を読んで明日から実践したい雑談術、トーク術を3つだけ。


いつもネタを探す

どうしても話すネタが思いつかないなんてこともよくあります。

雑談の得意な人はいつも今度話すネタどれにしようかな?とかこの話、ネタになるんじゃない?といった視点で情報を収集しているようです。毎日の新聞、インターネット、いつも読んでいる本でもいいかもしれませんね。地道な努力も大切だと実感しました。


共通点を探す

相手との共通点を探す、というのも1対1の雑談でも、1対多数のセミナーなどでも有効かと。相手がしゃべりだしてくれたり、その気にさせると会話は盛り上がるし、場も盛り上がります。


名前を覚える

相手の名前を覚える、というのも大切ですね。人の心に最も心地よく響く言葉はその人の名前だ、というのはデール・カーネギーの言葉です。

私は名前を間違えるのが怖くて、名前を呼ぶことを躊躇してしまうことがあるのでさっそく明日からの仕事で気をつけたいと思います。

覚えるためには会話の中で何度も相手の名前を繰り返す、読み方ではなく漢字にして覚える、何かに関連させて覚える、などが覚えるコツのようですよ。

最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術
(2009/05/09)
梶原 しげる

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上司に評価される説明 6つのプロセス 


06 22, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,ビジネススキル

上司に説明するときに使える6つのプロセスをご紹介。

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)
(2008/11/20)
鶴野 充茂

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1.相手に心の準備をさせる

これから話す内容は○○についてです。
これから話す内容は3点あります。○○と○○と○○です。


2.まず出来事を説明して、次に感想・解釈を述べる。

これが逆の順序だと話がまったく読めなくなります。上司はあなたの感想をまず欲してるわけではないはずです。あなたが大変な目にあって真っ先に感想を話したい気持ちは分かりますが、相手が状況をイメージしやすいように説明する方が親切です。


3.結論から話す。

大きな情報から小さな情報へつなげていくイメージです。
テレビで見かける、結局あなたの言いたいことはなんですか?イエスなの?ノーなの?という政治家。これに対するイラツキは上司もあなたに感じているかもしれません。


4.一つの話に結論は一つ


長すぎる説明はせっかくの熱い説明を無駄にしてしまいます。とにかく内容を削ることが必要です。何度も推敲していると削れる部分が見つかるはずです。
そしてこれも大切。短文で構成することです。文章もそうですが、人が話す内容でもあまりに長いと何が言いたいのか分からなくなってきます。校長先生のスピーチを思い出しますね。


5.結論で始まり、結論で終わる。

上司に説明をする時はなるべく簡潔にまとめることが大切です。しかし、どうしても長くなってしまう場合は初めに述べた結論を最後にもう一度繰り返しましょう。


6.「お願い」をする。

「助けてほしい」、とか「相談したい」という言葉は上司の心を動かすのに有効な言葉です。誰でもお願いをされると弱いもの。
そして最後のこのシメではこちらで選択肢を用意しておくことが説明上手の秘訣です。あなたが上司に説明するとき、どういう反応をしてほしいか、どういう決断をしてほしいかは既に決まっていることが多いと思います。それなら、最後にA案、B案、C案のどれにしましょうか、とはじめから選択肢を与えてしまうのです。


以上6つのプロセスでした。


考えていることを上手に伝えるのは、私にとっても常に課題です。多くは説明する側とされる側の二者間で前提が違うことが情報伝達の障害になっていると思います。それならある程度決まり切った手順にして、いつもそのプロセスどおりにやってみるのはどうか、と考えたのが今回のエントリーです。

ブログのような文章によるコミュニケーションだと考える時間があっていいのですが、対面での説明は唐突に訪れる場合がありますよね。この場合は考える時間がないので、さらに難易度が高いと思います。やっぱり型を身につけておくの有効なのではないでしょうか。

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(2008/11/20)
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【プレゼン】本番であがらないようにするために


06 07, 2009 | Tag,プレゼン,Tips,コミュニケーション

人前で話す時、思い入れが強ければ強いほど、気合が入っていればいるほど緊張してしまうもの。緊張が強すぎると声が震えたり、手足が震えたりなんかしてしまいます。

これは何としてでも避けたい。


これを解決するために一番手っ取り早い方法は「たくさん場数をこなす」ことでしょう。そうすれば、次第に聴衆をジャガイモだと思いこんで緊張を和らげながら話すことも可能になってきます。


しかし、場数をこなす前の経験が少ない段階ではどうしたらよいのでしょう?


まず、どうして緊張するのかを改めて考えると、

「うまくプレゼンできるかな?」
「もし失敗したらこれからの自分はどうなるんだろう・・・やばいなー。」
「今日は100%のデキを目指すぞ。」


と心の中で思ってしまうから。

これは聴衆をどうやって理解させるか、とか、聞きとりやすいようにしゃべる、などとは違って自分自身に意識が向けられている状態です。


そう、緊張しないコツは

「部長を説得するには何が必要かな?」
「いちばん後ろに座っているあの人は今眠そうだから、ここで質問タイムにしよう。」


など、自分のことではなく、相手のことを考えることで意識を外に向けることです。



また、完璧主義は緊張を助長します。気をつけましょう。
いくら入念に準備をしたとはいえ、「80%くらいのデキならいいだろう。」と開き直る気持ちも大切です。80%が嫌なら準備を120%しておくことです。



参考書籍:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

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「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
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(2008/01/19)
大串 亜由美

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関連記事:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門
【書評】「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
プレゼンハック 「最強3分スピーチ」
【プレゼン】デリバリースキル



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【プレゼン】デリバリースキル


06 05, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,Tips

プレゼン前のウォーミングアップをご紹介。
声に出して唱えてみましょう。


笑顔でやわらかい顔を作る

口角をあげる

「ラッキー、クッキー、ウイスキー」




口の動きをスムーズにする

「青は藍より出でて藍より青し」
「瓜売りが瓜売りにきて、瓜売り残し、売り売り帰る瓜売りの声」
「お綾や親にお謝り、お綾や八百屋にお謝りとお言い」
「猪(しし)汁・猪丼・猪鍋・猪シチュー」
「ジャズ歌手・シャンソン歌手」




声量を大きくする

「ハッ!ヘッ!ヒッ!フッ!ヘッ!ホッ!ハッ!ホッ!」




抑揚をつける練習

抑揚がある話言葉の方が親しみやすい。

「お鮎を、おあわれみください」


これを発音するコツは、

「お あ ゆを お あわれみください」


と最初の「お」を小さく発音して一気に「あわれみください」と駆け上がるように声を出すことです。


無声音をしっかり出す

「秋たけて菊かおる季節がきた」


「き」とか「つ」などの無声音は聞き取りづらい単語なので練習しておくといいです。


ヒシサラダに注意する

「ヒ」と「シ」の音、サ行の音、ラ行の音、ダ行の音は発音しにくい音。

「司書と秘書が潮の引いた昼下がりの広い干潟で潮干狩り」
「周囲の諸情勢を参照し、終始、草案再審査の実際の衝に専心せられし」
「イライラするから笑われるダラダラするからあなどられる」




参考書籍:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

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「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
(2008/10/22)
麻生けんたろう

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関連記事:
ブライアン・トレーシーの 話し方入門
【書評】「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
プレゼンハック 「最強3分スピーチ」



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プレゼンハック 「最強3分スピーチ」


06 03, 2009 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,ハック,Tips

どんな仕事に関わる人でも人前で自分の考えていることを相手に伝えることは大切です。もともと人前で話すのが得意な人もいるかもしれませんが、そうでなければ技術を身につけて上達していくしかありません。

今回読んだ本にはそのためのヒントが書いてありました。


プレゼンの流れに行く前に、まずは話す内容についてよく考え抜きましょう。多くのプレゼンには制限時間があります。制限時間内に終わらせようと思えば、テーマがいくつもあっては困ります。また、テーマが明快でない場合も聴衆の耳に話は届かず、そのプレゼンは徒労に終わってしまいます。

そのためにも、話す内容は自分の伝えたいことではなく相手が知りたいと思っていることにしなければなりません。そしていくつか伝えたいことがあっても、その中からできるだけ絞り込む必要があります。

これができたら次は構成を考えていきます。うまいプレゼンは以下のように3部構成になります。
  1. オープニング
  2. 本論
  3. クロージング

時間配分は、全部で3分ならオープニングに45秒、本論に2分、クロージングに15秒といった具合です。


オープニング

  1. 挨拶
  2. 名乗り
  3. アイスブレイク
  4. 自己紹介
  5. 予告

アイスブレイクというのは場を和ませる言葉や話のことです。

「今日の日経新聞、ご覧になりましたか?」

と言ったり、自分と聴衆の共通話題を投げかけると場の雰囲気がやわらぎます。このアイスブレイクは慣れないと難しいと思いますが、使えるようになるとすごくいいと思います。


予告では、これから始まる本論に期待を持たせるような言葉が良いでしょう。

「今日からすぐに使えるスキルを、2分で5つご紹介します。それぞれの職場・仕事に活かせるものを、1つでも2つでもお持ち帰りいただきたいと思います。」


本論

  • simple
  • speed
  • sefl-confident

これを心がけましょう。

話をシンプルにするために「。」で短く言い切ると聞こえ方がよくなります。「、」や接続詞でつないだ長い文章は聞いている人にとってとても聞きにくいものです。「そして」ばかりになったり、「次に」ばかりになったり、無駄な接続詞もなるべく使わないようにしましょう。


クロージング

冒頭で予告した内容、これを繰り返すと効果的です。

つまり、「今日絶対持って帰ってもらいたいのは、このキーワードです。」とか「今回、お伝えしたポイントは3つありました。○○、△△、□□、この3つです。会社に戻ったら早速実行してみてください。」のように念を押す。

Tipsにしておくとなお印象に残るでしょう。初めに伝えたことでも多くの聴衆は忘れてしまうことが多いものです。

ピークエンドの法則というものがありますが、終わりの挨拶まで気を抜かないようにしましょう。最後の印象が聴衆の記憶に残りやすいからです。プレゼンが終わってから席に戻るまでの間も聴衆はあなたのことを見ています。




この本では上に挙げたプレゼンのコツと、さらにスピーチの具体例まで掲載されています。例えば、転職後の自己紹介や結婚式でのスピーチなどです。CD付きなので、プレゼンの上手い人がどう喋っているのか分かり、参考になりますよ。

残念ながら私には仕事上製品を売り込むようなプレゼンをすることはありません。しかし、講義や講演、学会発表などあれば、本書の内容をいかせそうです。使ってみます。

参考書籍:
仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
(2008/01/19)
大串 亜由美

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関連記事:
メタノート:【書評】「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
メタノート:ブライアン・トレーシーの 話し方入門







手元にある勉強本をわきに置いてまず読むべき一冊 【書評】超凡思考


03 07, 2009 | Tag,複眼思考,勉強本,情報整理,プレゼン,Tips

超凡思考超凡思考
(2009/02/10)
岩瀬 大輔伊藤 真

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巷にはたくさんの勉強本があって、それはとても魅力的で、不思議なことに読んだらすぐに書いてある内容ができるような気になります。私も勉強本は嫌いではないので何冊も読んできましたが、読むほどに感じるのは「読んだ後にどれくらい自分の身になっているんだろう?」ということです。

他人のノウハウを吸収するのはとても大切なことですが、あくまでこれは吸収できたら、という話です。読んだだけでできるようになった気がするのは危険で、実際に試してみてそのノウハウを取捨選択することが大切です。

本書の著者は岩瀬大輔さんと伊藤真さんという方で、二人とも弁護士の資格を持ちながら現在の本業は弁護士業とは違うところにあるようです。岩瀬さんがライフネット生命保険副社長、伊藤さんが法律系の塾「伊藤塾」の塾長をされています。二人は師弟関係にあるようで、伊藤さんの塾に岩瀬さんが通い、岩瀬さんは東大在学中に司法試験に合格しています。岩瀬さんはコンサルティング会社やHBS(ハーバードビジネススクール)でMBAを取得(しかも成績は上位5%)し、現職をされています。



私が本書をお薦めしたい理由は3つあります。


まず一つ目ですが、全ての作業の根底にある思考法について書かれている点です。

この思考法は細かいテクニック以前にどんな作業をしている時も念頭においておいた方がよいことです。例えばリーガルマインド(複眼的思考)ズームイン/ズームアウト思考など、物事を考える時は様々な視点から、時には鳥瞰しながら、時には細部に焦点を合わせて思考することの大切さが書かれています。これは勉強や仕事に限らず生きていく上で役に立つ思考法だと思います。



二つ目が目標設定から実現までの道のりが著者二人の経験に基づいて解説されている点です。

人は多かれ少なかれ自分の欲求を満たすために生きていると思うのですが、成功したいと思う欲求は自己を実現させたいという欲求と同じであると思います。何かを成し遂げたいと思ったら、まずは目標を設定するわけですが、本書には目標設定の仕方から、それをどうやって行動に落とし込んで、さらにそれを継続させ、また新たな目標設定につなげていくか、そのプロセスを知っていることは大切です。

プロセスは

・ワンランク上の目標設定をする
・ニッチ分野で力をつけてそこから別分野に仕事の範囲を広げていく。専門性を持つことが大切

・思い立ったらすぐやる
・全てを自分でやろうと思わない。人に出来る仕事は人に任せる

・とにかく基礎練習を繰り返す
・やる気を奮い立たせるためにあえてデッドラインを設定する
・やる気のスイッチを入れるためのクセを作る。例えば、作業の前に机周りを片づける、や、ストレッチをする、とか。

・小さな達成感を味わう
3日坊主で終わってしまうのは達成感を味わえていないから。脳内ドーパミン、成功報酬の活用ですね。


とこのような感じです。



3つ目は具体的なことに関する記載です。

情報整理伝える力について書かれていますが、これも非常に参考になりました。

「情報整理」に関してインプットとアウトプットのバランスが大切だと岩瀬さんは言います。

岩瀬さんの読書スタイルは10冊の本を読むより1冊の本をじっくりメモをとりながら読むというものです。要するにたくさん情報を収集することに価値を置くのではなく、どれくらい自分の身に付いたかを重視するスタイルです。そして、アウトプットを重視している点も注目です。岩瀬さんは500インプットして10アウトプットするよりも、100インプットして50アウトプットすることを目標にしている(p.150)そうです。


「伝える力」の部分ではプレゼンで役に立つことが書かれています。

いいプレゼンの3つのキモ


1.相手の知りたいこと、聞きたいことに沿って話を組み立てる

聴衆には聴衆の知りたいことしか頭に残りません。主導権は聴衆にあるということです。名演説は、聴衆の知りたい内容に合わせた形で自分の主張を伝えているから心に残るのです。


2.先を読む

相手がどうやって反論してくるか、相手はどういう疑問を持つかを先回りして考えます。これもぷれぜたーではなく、聴衆が主役であることに関係しています。聴衆に主体的に考えさせるプレゼンがいいプレゼンです。


3.クライマックスから始める

魅力的なプレゼンは常にクライマックスから始まります。いきなり聴衆をひきつけるわけです。



思考法から始まり、目標設定から実現までの道のり、情報整理やプレゼンなどのテクニック的な話どれも引きつけられておもしろい内容ばかりでしたよ。

最後に、本書の中から忘れてはいけないこの言葉を引用しておきたいと思います。
あくまでもこれらは僕たちの方法であって、それを真似すればいいわけじゃない。僕らが考えた、通ってきた思考回路を読んでもらうことで、読者自身の方法を見出してもらえたら嬉しいです。



参考:ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて

岩瀬さんのブログ:生命保険 立ち上げ日誌


さて、今日はこれからライフネット生命保険の「ふれいあいフェア」に行ってきます。




【書評】「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意


02 27, 2009 | Tag,コミュニケーション,,ビジネススキル,プレゼン

「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意
(2008/10/22)
麻生けんたろう

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この本はikadokuさんのブログで見つけた本ですが、思った以上に得ることの多い本でした。

本書の最大のテーマは大勢の前でいかにうまくしゃべるかということですが、このテーマは実は日常会話からプレゼンテーションまで幅広く応用可能です。

著者は元アナウンサーの方なのですが、読んでいて感じたのは、アナウンサーという職業はやはり「話」のプロ、ということでした。原稿を読む以外にも会の進行やラジオのパーソナリティーなどをやるために話題作りから話の展開、話の盛り上げ方まで、実は様々なことを工夫しているのです。本書ではそれをどうやって行うのか、具体的な例を多く使って説明されていて、とても親切なつくりになっています。


一部を紹介すると、



人前であがらないようにするために

 ・「意識を外に向ける」

プレゼンテーションの前にあがるのは誰でもあることですが、これを克服する一つのコツが「意識を外に向ける」ということです。自分があがっていると思った瞬間から緊張は増していきます。だから、緊張のことなど忘れて相手の言葉を注意深く聴いたり、質問を交えながら反応を即座に感じて話すことを意識します。こうして意識を外に向けるのです。



問いかけは

 ・「みなさん」ではなく、「あなた」と呼ぶ

ブログでも言えることなのかもしれませんが、大勢の前で話をする時は二人称は「あなた」を使うようにします。「みなさん」と呼びかけられるより、聴衆は自分のこととして感じることができるので話に注目してくれます。



記憶に残らせるために

 ・「メタファー」を使う

また、会話の中にメタファー(暗喩)を使うことも効果的ですね。簡単に言うと「たとえ話」ですが、たしかに、話のうまい人はたとえ話が上手です。うまいたとえ話ほど記憶に残る、ということもよく経験することです。



アナウンサーらしく「声」や「活舌」の話、さらには人を惹きつける「会話の構成作り」まで書かれている、内容の濃い本でしたよ。



ブライアン・トレーシーの 話し方入門


09 13, 2008 | Tag,プレゼン,コミュニケーション,ビジネススキル

誰でも人前で話すことは必要なはず。
人前で話すのが上手な人もはじめから上手だったけではありません。
かなりの試行錯誤を繰り返しています。
この本はそんな話すことの達人からのメッセージが詰まっています。
人前で話すのを上手くなりたいと思っている人、自分の実力はまだまだだと思っている人、とても参考になりますよ。

ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
(2008/07/17)
ブライアン・トレーシー

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著者は大勢の前で講演をすることを前提にこの本を書かれています。

私の場合はそこまでのキャリアはないので、まずは学会発表で役に立つような知識を探して読みました。人前で話すことには変わりないので、参考になりましたよ。



スピーチを始める前にもっとも大事なことは、これでもかというくらい準備をすることです。
内容の構成から始まり、時々入れる冗談や時間の割り振り、会場の設備にまで気を回します。
話す練習をするというのも大事です。上手く話している姿をイメージしながら話す練習をします。


内容に関してはやっぱり結論から考える方が良いです。
木の幹を先に作ってあとから枝葉をつけていくほうが論点がぶれません。
結論がはっきりしないスピーチほど、終わってから聴衆に
「さっきの話、結局何が言いたかったんだっけ?」
と言われてしまいます。



緊張への対処の仕方
私はまだ慣れないので学会発表などでも調子に乗るまではっきり言って足が震えます。
しかし、これは場数を踏むことで解消できます。
ひたすら場数を積むと嫌でも慣れるし、緊張に対する対処の仕方もわかってきます。
他に緊張を緩和する方法として、
自分に対して「私はできる、私はできる」と言い聞かせたり、上手くスピーチできている時をイメージする方法があります。
どうして緊張するのか?という理由に、話す内容を忘れてしまったらどうしよう?といった不安が少なからず関与していると思いますが、忘れないためのスピーチに役立つ記憶術、ニーモニックを紹介します。

ワン(1)をガン(銃)とみなして一番目の論点については最初のメッセージが銃から飛び出す様子を想像する。
次にツー(2)をシュー(靴)とみなして二番目の論点が靴から出てくるとか、靴の下にあるとか、靴と連想させる。
同様にスリー(3)はツリー(木)とみなして三番目の論点が木の枝からぶら下がっている様子を創造する。



パワーポイントを使うときの注意点
・5×5のルール
1スライドには1行5単語、5行まで(英語の場合)
 そうしないと聴衆は読むのに必死になって話を聞けない。
・聴衆に顔を向けてしゃべる



他のコツ
・口調とボディランゲッジに気をつける。
研究によると、メッセージのたった7%が言葉によるもので、38%が口調によるもの、55%がボディーランゲッジによるものだそうです
・聴衆には参加してもらう。聴衆の頭を働かせるように気を配る。
・目線はまず聴衆の中でも熱心に話を聞いている人に向け、そこから他の聴衆にも視線を送る。
・三の力
「人民の、人民による、人民のための・・・」
印象に残すためには効果的。
・常に論点は明確に
・間のとり方
強調の間、聴衆に思考させる間など


学ぶ点の多い本でした。




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