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アイデアのちから


11 23, 2008 | Tag,フレームワーク,ティッピングポイント,記憶,ことわざ

勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!の勝間和代さんがあとがきを書いている本で、先日、404 Blog Not Foundでも紹介されていました。

本書の内容は

”SUCCESs”

というフレームワークにまとめられます。


急に売れ始めるにはワケがあるで言われているように、社会現象を引き起こすためには
  1.少数の目利きに浸透すること
  2.記憶に粘ること
  3.背景が味方すること
が必要ですが、本書は2番の”記憶に粘ること”をより深く掘り下げています。


小飼弾さんも書評で書いてあるとおり、本書は構成が抜群に優れています。
どういうことかと言うと、”SUCCESs”のようなフレームワークも含めて、本書の構成自体がテーマを証明するかのように、記憶にへばりつくような構成になっているのです。

アイデアのちからアイデアのちから
(2008/11/06)
チップ・ハースダン・ハース

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いくら優れたアイディアでも人々の記憶にへばりつくものは少ないものです。
一方で、「男性がバーで飲んでいると、美女がよってきてお酒をごちそうになる。その後男性は眠りに落ち、気付いたら腎臓が片方摘出されていた。」という臓器狩りの都市伝説は人々にとっては明らかに重要ではない話なのに頭の中ににこびりついて、なかなか忘れられません。
このような経験は誰にでもあるのではないでしょうか。


ではどのようにしたら人々の記憶にへばりつかせることができるのでしょうか?
この点について追求しているのが本書なのです。



”SUCCESs”というフレームワークはこのようなものです。
Simple(単純明快である)
Unexpected(意外性がある)
Concrete(具体的である)
Credentialed(信頼できる)
Emotinal(感情に訴える)
Story(物語性がある)


今までの事例を元にした著者らの分析の結果、
これらの6つ要素を満たすことが、メッセージを人々の記憶にへばりつかせるためのポイントであると言えます。


この方法は文章の書き方にも使えるかもしれません。

S.
最も伝えたい内容、核となる部分を、短い言葉で文頭に持ってくる。できればことわざのような短いけど、意味深い文が良い。

U. ソニーの”ポケットに入るラジオ”のように意外性のある文を入れる。好奇心のすき間理論と言って、読者が知っているようで知らないことを呈示して読者を引き付ける。

C. 具体的な表現を使い、文章に現実味を持たせる。

C. 権威の意見を借りる。数字や図表を用いる。注意しなければいけないのは、数字や図表は時として伝えたい内容を味気ないものにしかねないということ。記憶に焼きつけるという点では不利になる場合がある。鮮明な細部描写が、数字や図表に勝る場合がある。

E. テキサス人にポイ捨てをやめさせた 「テキサス人を怒らせるな」 のような表現で、感情に訴えかける。

S. 具体的な物語として語ると、人々は行動を起こしやすくなる。本書に登場する、サブウェイを食べて90kg減量することができた青年のように。



本書は名著として今後も多くの人に読み継がれていくのではないかと思わせてくれる一冊でした。



蛇足ですが、以前目を通したことのあるアメリカの医学書の中に、鑑別診断集みたいなものがありました。そこには今回のような記憶に残させるためのフレームワークがたくさんまとめられていました。アメリカ人はこのような手法が結構好きなのかもしれません。

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