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「ぼうず丸もうけ」のカラクリ

どうも謎めいていて、実態がよくわからない坊主の世界。
禁欲の象徴かと思いきや、高級外車を乗り回したり、高級クラブに出入りする坊主もいるという話があったり。

本書はそんな謎めいた坊主という職業の実態を解説する、現役の坊主による一冊です。
読みやすいビジネス書なので、息抜きとしてもいい一冊だと思いますよ。

「ぼうず丸もうけ」のカラクリ「ぼうず丸もうけ」のカラクリ
(2009/07/17)
ショーエンK

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本書を読むと、坊主に対するイメージが変わります。出家して悟りの境地を開いたすごい人ばかりではなく、ごくごく普通の人もやっているのだと。

建前上はお酒を飲んではいけない、とか厳しい戒律があるようですが、実際にはそんなの無理。檀家さんと良好なコミュニケーションを築くのにお酒はいいツールになるようです。

驚いたのは宗教法人には様々な税金優遇制度があること。法人税や事業税、固定資産税なんかもかかりません。手渡されたお布施にも税金かかりません。宗教法人の資格をとるまでにはそれなりのハードルがあるようなのですが、これはすごいですね。

さらにお寺が会社みたいな組織であることに驚きました。住職を社長として、そこで働く坊主は従業員という形です。だから、当然給料もありますし、ボーナスだってある場合があります。転勤、定年、リストラなし。勤続年数が長いぶん、退職金だって十分もらえます。

坊主にお経を唱えてもらうと、そのお布施は30万円〜50万円もかかるそうですよ。高いですね。

生ある者は必ず死ぬもの。まずは自分の家がどんな宗派に属しているかくらい把握しておこうと思いました。

「ぼうず丸もうけ」のカラクリ「ぼうず丸もうけ」のカラクリ
(2009/07/17)
ショーエンK

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  • Genre:本・雑誌
  • Thread:書評

生命保険はよく考えてから契約すべき 「生命保険のカラクリ」

生命保険って自分が死んだときのための保険だから、なるべくなら考えたくないし、考えてもたまににしておきたいというのが人情かもしれません。

生命保険市場は40兆円規模、それに日本人一人が生涯のうちに支払っている保険料が1000万円を超えている場合も少なくありません。生命保険はマイホームの次に大きな買い物ともいわれます。そんな事実を目の前にすると、これはきちんと考えておいた方がいいです。知らないと損しますよ。

これから生命保険を検討している人、生命保険の見直しを考えている人は読んでおいた方がいい。それがこの本です。

生命保険のカラクリ (文春新書)生命保険のカラクリ (文春新書)
(2009/10/17)
岩瀬 大輔

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生命保険という金融商品の性質を理解するのに役立ちます。

本書の特筆すべき点は現役の保険会社副社長が消費者の立場に立って、生命保険の「?」について詳しく説明している点です。勉強になりました。これは著者がネット生保という、付加保険料を安くして顧客重視の商品を提供しているという自信の表れなのだと思います。

生命保険は本当にわかりにくいと思います。いくつかパンフレットを取り寄せてみても、ネットで比較しようとしても。比べられるのはシンプルに生命保険の目的を果たしている定期保険ぐらいでしょうか。

著者も本書で言っていますが、各社が発売する生命保険には特約がたくさんついていたり、解約返戻金がどうのこうのとか複雑すぎるんですよね。そして、それぞれの商品は対面で販売員に説明されたら、さもお得なように見えるんです。

しかも支払いは10年、20年単位じゃなくて1か月単位で提示されますから、高額な金融商品を買っているという意識が生まれません。

「満期でこれだけのお金が返ってきます。」なんて言われたら、ボーナスをもらえるみたいでこれまたお得な気がしますし。

私も経験あるんです。対面で生命保険商品を説明されて、なんだか良さそうだし、月々の支払いも1万円ちょっとだし、そう負担にはならないだろうみたいな。

でも、保険商品にお得なものなんてないんですよ。標準生命表の死亡率から計算された保険料に各社違いはないはずです。それは法律で決められているから。保険は値引きしたりできないんです。

それなのに、生命保険の保険料は各社で見事にばらばらです。

これは生命保険会社ごとに保険そのもの以外の値段が加わっているからです。当たり前ですけど、保険を売るためのコストというのはあるはずです。昔ながらの生保レディにはそれだけたくさんの人件費がかかります。あのかっこいい外資系生保の販売員にも相当の人件費がかかっています。

保険会社は契約者から集めた保険料を運用して運用益を得ます。運用がうまくいっている時はいいですが、うまくいかない場合はその運用損も価格に織り込まれている可能性があります。

このような生命保険そのもの以外の料金を付加保険料といいます。

付加保険料は開示してくれた方が消費者としてはありがたいですよね。あまりないですけど。


既にその動きは始まっていますが、今後は生命保険も資本主義市場で公正な競争が進み、適正な価格に収斂していくことを期待します。


世の中にはさまざまな保険商品が存在しますが、保険と貯蓄の機能を分けて考えるという原則を踏まえ、その保険は本当に必要か、トータルでいくらのお金を払うことになるか、こんなとこから考えてみてはどうでしょうか。

これだけ様々な情報にアクセスしやすくなった現代です。消費者として知識をつけて、かしこい買い物をしましょう。

生命保険のカラクリ (文春新書)生命保険のカラクリ (文春新書)
(2009/10/17)
岩瀬 大輔

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著者はネット生保のライフネット生命の経営に関わる岩瀬大輔さん。著者の本は過去にも紹介したことがあります。

【関連記事】
  • Genre:本・雑誌
  • Thread:書評

忘れることは長所である

記憶力がいいというのはちょっとした長所です。仕事をする上でも、資格試験を受験する時なども役に立ちます。大学の受験勉強なんてほとんど記憶力でなんとかなってしまうところがあります。

正直言って、私自身は記憶力がいい方ではありません。覚えようと思うことでも覚えるのに時間がかかって今まで苦労してきた経験もたくさんあります。

そんな私の記憶力ですが、貧弱な記憶力でよかったなと思うこともあります。

嫌なことを比較的簡単に忘れられます。基本的に過ぎたことをあまりクヨクヨ気にしません。その嫌なことが頭から離れずに仕事が手につかないということもそんなにありません。寝たら忘れる正確です。

もちろん、強烈な体験であればふとした瞬間に思い出すことはありますよ。それはそれでつらいです。でも、そういう体験はまたすーっと記憶の奥底に沈んでいきます。

去年のニュースでこんなのがありました。

「暖かくてゆったりした気分になれるいい記憶もあります。しかし、失敗したことや侮辱されたこと、そして耐え難い恥ずかしい思いをしたことなども蘇えってきて、長年にわたってそれらは、私を苦しませてきました。ぞっとするものです」

これってすごくつらいことだと思います。

人生生きていれば思い通りにいかないことも出てきますし、そんな嫌な経験は避けられないもの。

嫌なことがあってもなんとか忘れていくことができるから前向きに生きていけるわけです。

そんなこんなで記憶力がよすぎるのも大変だよなー、と思った次第です。

Inspired by
単純な脳、複雑な「私」単純な脳、複雑な「私」
(2009/05/08)
池谷裕二

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  • Thread:日記

痛風結節

The New England Journal of Medicine は臨床系の医学雑誌では最も権威のある雑誌の一つです。

風にあたるだけでも痛いと言われる「痛風」の話を見つけたのでご紹介。世の中の中年男性で経験したことのある人もいるはず。

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痛風は血中の尿酸が増えて、それが結晶として沈着することで発生します。

成人の約5%が健康診断で高尿酸血症と言われますが、全員が痛風発作を起こすわけではなく、発作を起こすのはそのうちわずかです。

この痛風、40歳以上の男性に多く発症します。男女比は20〜30:1です。圧倒的に男性です。

痛風発作が起こる関節で最も多いのが足の親指の付け根の関節です。発作が起きると赤く腫れあがって夜も眠れないほどだと患者さんは言います。


痛風の中でも痛風結節を形成する場合があります。上の写真はその痛風結節を写真にしてあります。77歳の男性です。

左の写真は肘の写真ですが、真中に写っている白いチョークのようなもの、これが痛風結節です。患者さんの肘から絞り出したらこのようなものが出てきたそうです。

右上の写真は手指の写真です。結節が皮膚の下にあることがわかります。肘、指以外には耳たぶやアキレス腱のあたりにもできることがあります。

右下は痛風結節の結晶の写真ですね。

この患者さん、アロプリノールという尿酸を下げる薬とプレドニゾロンというステロイド薬で治療され、その後は再発することなく経過しているそうです。


比較的よく見かける痛風発作ですが、痛風結節ができている患者さんはあまり見かけません。とはいっても、ものすごく珍しいわけではないんですよね。なのになんでこの写真がNEJMに掲載されたのかいまひとつわかりません。ま、個人的には勉強になる写真だったんですけどね。

  • Genre:ヘルス・ダイエット
  • Thread:健康

政治は権力 「職業としての政治」

マックス・ヴェーバーは

 政治の本質的属性は権力であり、政治とは国家相互の間であれ、国家内部においてであれ、権力の分け前にあずかり、権力の配分関係に影響を及ぼそうとする努力である。政治の背後には暴力が控えている。

と書く一方、

 政治家は権力の中に身をひそめている悪魔に身を渡さぬよう、道徳的に挫けない人間であるべきである。

と言っています。

職業としての政治 (岩波文庫)職業としての政治 (岩波文庫)
(1980/03/17)
マックス ヴェーバー

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善良な政治家でいつづけることは難しいんでしょうか。最初の志は権力の中に身をひそめている悪魔にむしばまれていくのでしょうか。

たしかに、選挙で当選すること、さらに当選した後も所属する党内でどういうポジションにつくか、権力をめぐる争いはつきなさそうです。

民主党が無駄をなくすと言って、事業仕分けを行っています。何その基金?と思わず言ってしまいたくなるような様々な基金があるんですね。驚きです。助成金もたくさんもらっていたようです。こういう財団に官僚が続々と天下って高給をもらっていると思うと憤りを感じます。

おそらく旧自民党政権が続いていたら、このように税金の無駄遣いをなくすという観点からの事業仕分けは行われなかったでしょう。

自民党は長く大きな権力を保持していたせいで、マックス・ヴェーバー的には政治家としての魂を悪魔に売り渡してしまっていたのかもしれません。

これと同じことが民主党にも言えるようになるかもしれません。今は権力を手にしたばかりで、道徳的にくじけていないかもしれませんが、長く政権が続けば、変わってくる可能性はあります。

ですが、今回の政権交代を機に民主党がおこなっていることを私は評価しています。民主党が政権を執らなければなんだかよく分からない基金や事業に税金がつぎ込まれていく状況は変わらなかったでしょう。

どこの世界でもそうですが、大きな権力を長い期間持ち続けることはよくありません。流れが滞るというか、体質として変化を拒みたくなってしまうものなのだと思います。

職業としての政治 (岩波文庫)職業としての政治 (岩波文庫)
(1980/03/17)
マックス ヴェーバー

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  • Genre:本・雑誌
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EVERNOTE × ScanSnap はかなりおすすめ

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最近アマゾンでScanSnap S1500を購入して、この使用感が思いのほかよかったのでご紹介。

ScanSnapというのはスキャナーです。

仕事柄、いろいろな文献を読んだりすることが多いのですが、これを紙媒体で保存しておくのは結構大変だと感じていました。

どんどんファイルの量は増えていって場所をとるし、どこに保管していたかわからなくなってきて必要な時に必要な資料を探すのに苦労していました。

このブログはEVERNOTEで原稿を書くのですが、最近は他にも日常の気づきや勉強したこと、それに付随した写真なんかもなんでもEVERNOTEに取り込んでいます。ブログの原稿以外は仕事関係の資料を取り込むことが多いですね。

使いこんでくると、無料で利用できる容量はあっという間に超えてしまうので、有料サービスを利用しています。無料で利用できる容量は40MB/月で、有料だと500MB/月です。有料でも月に5ドルですからコストに見合ったサービスだと思って利用しています。

そのEVERNOTEですが、ScanSnapとの組み合わせがすごくいいです。

参考にしたのはこの記事です。


ScanSnapはもともとスキャンしたデータをPDFデータとして付属のクライアントを利用して保存しておく仕組みになっています。自分のパソコンにフォルダを作って、保存できます。これだけでも便利なのですが、取り込んだデータをEVERNOTEに直接取り込めたらもっと便利です。

今回、ScanSnapを購入し、上の記事を参考にスキャンした内容をEVERNOTEに直接取り込めるようにしました。記事に書いてある通り本当に簡単に設定できましたよ。

今回買ったScanSnap S1500はこんな感じです。

思ったよりも小さかった↓
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パカッと開いたらこんな感じ↓
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反射していて見にくいですが、スキャンする時は本体右側にある青いボタンを一発ぽちっと押すだけ。すると、セットしておいたプリントが高速でスキャンされていきます。スキャンされるのを待つ時間というちょっとしたストレスがほとんどありません。

難点は教科書などの本形式になっているものをスキャンできないことくらいでしょうか。

EVERNOTEはiphoneに無料のアプリがあって、これも相性が非常にいいです。EVERNOTE × ScanSnap × iphone、この組み合わせをおすすめします。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
(2009/02/07)
富士通

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他、ScanSnapの取り込み先をEVERNOTEに設定するための分かりやすい解説はコチラ

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予防しよう、エコノミークラス症候群

肺塞栓症が起きるとそのうち3分の1が死亡に至り、しかもその約43%が1時間以内に死亡すると言われています。

この肺塞栓症、以前サッカー日本代表だった高原選手がなった病気として有名です。いわゆるエコノミークラス症候群というやつです。

そうです。エコノミークラス症候群というやつは、長時間飛行機に乗っているときに起こることがあります。

長時間同じ姿勢で椅子に座っていると、ふくらはぎのあたりに血栓ができて、それがちょっと動いた拍子なんかに肺に飛んでいってしまうというわけです。

海外旅行などで飛行機に乗る時はだいたい長時間同じ姿勢でいることが多いですし、トイレにいちいち立つのも面倒だから水分の摂取を控えたりなんかして脱水気味になります。

そうすることでエコノミークラス症候群になるリスクがそろってしまうんですね。名前はエコノミーとなってますけど、ビジネスクラスに乗ったら起きないわけではないですよ。長時間同じ姿勢でいれば何クラスでも起こります。

このエコノミークラス症候群は整形外科の手術に関連した大きな合併症の一つとなっています。さっきも書いたようにこの合併症は起きたら大変ですから、起こらないように色々な工夫がされています。

なんといっても予防が大切ですが、先日の日本リハビリテーション医学会誌でその予防法についての論文がありました。これは一般向けに応用可能な内容だったので紹介します。飛行機に長時間乗る時なんかに役立ちますよ。

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済生会山形済生病院の石井政次先生の報告です。


これを見ると、足首を自分で上に反らす運動というのが一番効果的みたいですね。足にとどこおった血液がグングン体の中心に戻っていくようです。自分で足を反らせなければ、手でモミモミとマッサージするだけでもいいのですね。

上の図に書いてあるAVインパルスやフロートロンというのは間欠的に足を締めつけてくれる機械ポンプのことです。


つけくわえておくと、脱水にならないように水分を意識して多めにとるということや、弾性ストッキングというちょっときつめのストッキングをはいておくのも予防に有効ですからね。




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